2015年6月25日木曜日

動物の世界,植物の世界、そして人間の世界



動物の世界,植物の世界、そして人間の世界


シスターL

 6月はイエス様のみ心の月です。私達はこのみ心を心として生きるようにと召されています。祈祷書にはみ心の連願が載っており、毎年6月になるとこの祈りを共同で唱えます。共同の祈りは時にさらさらと流れてしまいます。それではイエズス様のみ心を生きるとはどう言うことでしょうか。



 かつて大分県の佐伯市に支部修道院がありました。そこにいるころお客様がお見えになると高崎山の猿を見にお連れしたりしました。A群、B群、C群とグループがあって、だいたい決まった時間に餌をもらいに下りてきます。その時係りの方がマイクで説明します。この子は婦人会長の孫だとか、ボスの遠い親戚に当たるとか面白可笑しく話します。丁度、前を赤ちゃんをおんぶした猿が通りましたのでこの子は自分の子ですかと聞きました。そしたら「誰が他人の子を負ぶいますか」と言いました。なるほどこれが動物の世界かと納得しました。朝顔の花が大好きで夏になると朝顔を植えるシスターがいます。今可愛い花が咲いています。二人で眺めていますとあの弦はどうしても塀の方に行ってしまうのと教えてくれました。放っておくより仕方がないねと言いながら生き延びる時は生き延びるのねと楽しくおしゃべりし、植物の世界の自然淘汰ということで見解が一致しました。神様は動物の世界、植物の世界をその様に造りました。



 人間の世界はどうでしょうか。互いに愛し合いなさい これが至上命令です。誰も切り捨てることなく、 イエス様のみ心を生きなければなりません。先週の神父様のお説教で気ずかされました。 第2朗読のことばです。ひたすら主に喜ばれるものでありたい(IIコリント5‐9)そう願っていれば主のみ心もおのずとわかってくるのではないでしょうか。